令和４年８月６日、夏の学校見学会にて「浴衣茶会」が開催されました。本校の茶室「菊水清舎」は２階が実習室、１階は炉が切ってある本格的な大広間の茶室になっています。いす席の「立礼（りゅうれい）」を取り入れ、お点前は２年生渡邉さん、半東は３年生赤城さん、１年生がお運びといったそれぞれの役割を無事務めました。

掛け軸は「和敬清寂」、花は「ムクゲ」、花入れは「蝉籠」、香合は「扇」です。

この日は、中学生とその保護者の皆さんに、お茶を点（た）てる体験を楽しんでいただきました。本来ならば、お隣で一緒に茶筅（ちゃせん）を持って点ててみるのですが、コロナ禍になってからは、ソーシャルディスタンスを取りじっと見守るといった形式になりました。しかし、形は変わっても、おもてなしの心は変わりません。
今回の体験で、本校で茶道を学ぶことの面白さを少しでも味わっていただけたら幸いです。