2023.06.1

カウンセラーだより3月号

空気を読むって難しい 

「空気を読もうとして人間関係に疲れる」「学校に行くのもしんどい」などと悩んでいる人は多いものす。そんな自分に嫌気がさして、人と関わるのを避けがちになる人もいます。

 そもそも「空気を読む」ってどういうことでしょう。

一般的には、会話の流れや声のトーン、仕 草、表情と言った非言語表現から、周囲の人の感情やその場や話の文脈を把握して、求められている行動をすることと言われます。

ここでのポイントは、非言語表現を上手くキャッチすることです。

 非言語表現 で有名な「 メ ラ ビ ア ン の 法 則 」で は 、言葉で 伝 わ る 内 容 は 7% 、非 言 語 は 93% と し て い ま す 。非言語 93% の う ち 、 声 の 強 弱 や 口 調 な ど の 聴 覚 情 報 が 38% 、ボ デ ィ ラ ン ゲ ー ジ や 姿 勢 な ど の 視 覚 情 報 が 55%です。ボ デ ィ ラ ン ゲ ー ジ に は、猫背や、 背筋を伸ばしているといった姿勢や、腕を組む、爪をいじる、足を組むなども含まれます。

また、ジェスチャー、微笑、頭を頷かせる、頭を振る、顔をしかめるなど、多くの顔の表情は視覚情報です。声のトーン、大きさ、話す速さ、リズムやイントネーションは聴覚情報、自分と他者との物理的距離は、ふたりの関係性についての何かを示している場合があります。

こうした非言語サインは文化による違いが大きいため誤解を生むことがあります。まずは、相手のすることに合わせつつ、様子を見るのもひとつです。相手をよく観察して、相手の非言語表現に気付くことが大切ですね。 

※ 引用参考文献 ココロジー著「自分いじめの呪いを解く本」・HRドクターHP 

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